クレジットカード発行前の審査は、申し込み時に入力した情報だけでなく、
「CIC」の情報も、会社側から審査に使われています。
細かく言うとCIC以外にもありますが、
CICの情報を知っておけば、大体良いのではないかと思います。
キャッシング(借入)をしている方は、「JICC」の情報も見ておくといいでしょう。

申し込む前に審査に落ちるか通るか、わかるかも?!CICの存在

CICにはクレジットカードなどの信用情報が掲載されており、
加盟しているクレカ会社などで、その情報は共有されています。
会社側が望めば、いつでも閲覧できます。
ですので、クレカ発行希望者の申し込みがあれば、
このCICをチェックして、審査に通すかどうか合否判定を行うのにも使われています。

CICの信用情報ですが、自分の分なら誰でも閲覧することができます。
他の人の信用情報を閲覧出来るのは、もちろんクレカ会社さん等だけですが^^;
つまり、カードを申し込む前にCICの信用情報を知っておけば、
事前に審査に通りそうか落ちそうか、予想できると思います。

CICで知ることが出来る信用情報について

CICでは、以下の信用情報を知ることができます。

  • カード支払の延滞がないか(2年間残ります)
  • カード審査落ちがないか(半年間残ります)
  • カード解約履歴(5年間残ります)
  • 自己破産(5年間残ります)
  • ブラックかどうか(ブラック解消から5年間残ります)

支払の延滞と審査落ちの情報は、審査にマイナスの影響を与えます。
解約履歴は、もちろんない方がいいですが、大きな影響はないようです。
(私も、これが原因で審査落ちしたと感じたことはありません)
ちなみに自己破産後は、5年間は審査に通らないと思った方が良さそうです。
ブラックも、まず審査には通りません。

カードの支払い延滞について

クレジットカードというのは後払いとなっており、
使った金額は、翌月頃に口座から引き落としされます。
しかし、その口座に残高がなく、引き落としができなかった場合、延滞 となります。

これはカード会社にとっては、非常に困ることです。
何故ならクレカの後払いは、”信用”があるからこそ出来ることです。
延滞してしまうと、この信用が落ちてしまうのです。

もし延滞してしまうと、CICのカード利用情報に「A」のマークが付きます。
ただ、1日だけ延滞した場合などは、つかないこともあるようです。
この辺は会社と状況によるのかもしれません。

延滞せずに支払えた場合は、↓のように「$」のマークが並びます。
(マークを記載しない会社もあるそうです。)

情報は2年間保持されます。
もし延滞してしまったら、2年間はAのマークが付いたままですので、
カードを作ろうとしても審査に落ちてしまいやすいかもしれません。

カード審査落ちについて

私たちがクレジットカード入会などに申し込むと、申し込んだ情報が半年間残ります。
審査落ちした場合も半年間残ります。
よく、カード審査に落ちたら、半年間は申し込まない方がいいと言われているのは、このためだと思います。

一般的に、他の会社が審査に落としていたら、
自分の会社でもリスクは侵さず審査に落としておこう、と考える企業が多いということですね。

では、CICに情報が掲載される前に、一気に10枚申し込んじゃえ。って方法も一部ネットの情報にありますが、それを行うと カード発行特典目当て と思われる可能性がありますね。
ポイントサイト経由だとポイント目的とか。
楽天カードだと、楽天スーパーポイント目当てとか。
カード会社の審査が終わる前に、CICに申し込み情報が掲載されてしまうと、
一気に10枚申し込んだことがバレて、審査落ちするでしょう。

ゆっくり発行しても問題なく審査に通るのに、わざわざリスクを犯すことはオススメしません。
ポイントサイト経由申し込みで一気に申し込むと、ポイント没収+強制退会の可能性もありえます。

カードを解約した場合

クレジットカードやローンカードを解約すると、CICに「終了情報:完了」と記載されます。

その情報は、5年間掲載されます。
私は以前、平成28年の6月にローンカードを解約しましたが、
情報の保有期限は、「平成33年5月」と記載されました。

ですので、平成33年6月になれば、解約情報はCICから消えます。

解約は、それほど審査に影響しなさそうですが、だからといって10枚以上まとめて解約履歴があると、これもポイント目当てやカード発行特典目当てだと、思われる可能性があります。
年会費無料のカードは、なるべく解約せず所持しておくのがオススメです。
解約するにしても、日にちを開けるとか。

クレヒス(クレジットヒストリー)は、プラス情報も掲載される

カード会社にとって、カードを沢山使ってくれるほど、カード会社も儲かる わけです。
CICにはカードを利用し、その後、問題なく支払いが出来ていれば、「$」のマークが並びます。
発行したカードは、どんどん使ってクレヒスを育てましょう^^
公共料金の支払いとかをカードにすれば、毎月クレヒスが付きます。

あとはポイントサイトの100%還元広告も、カードで支払えばクレヒスが付きます。
ポイントサイトの100%還元でタダで商品ゲットしまくりましょう!
無理にお買い物しなくても、クレヒスは簡単に育てられますよ^^
もちろんお買い物したい時も、クレカを使うとポイントが貯まってお得ですね。

また、携帯電話の分割払い購入でも、クレヒスを作ることはできるそうです。
私は、いつも一括払い購入しているため、ネットで知っただけなのですが・・・。

CICで信用情報を調べる方法

CICで信用情報を調べるには、窓口だと500円・ネットからだと1000円の費用がかかります。

ネットから申し込む方法は、こちらから
インターネット開示(パソコンで開示)

私は一度CICで信用情報を開示して調べましたが、
正直言うと、別に調べるほどでもなかった。 と思いました。

何故かというと、カード解約月も、カード発行日やカード審査落ちした日も、
延滞なく払っているかどうかも、わざわざ1000円払って調べなくても、自分でわかることだからです^^;

ただ、自分がブラックに入っているかも(リボ払いが多いとか借金している)とか、
身に覚えがないのに審査落ちしてしまうとかがあれば、CICで調べてみるといいかもしれません。
またCICには、携帯端末支払の延滞や、奨学金返済の延滞などの情報も記載されるそうです。
カード支払や申込者のスペック(年収など)は何の問題もないのに審査落ちする場合は、
こういったカード以外の理由で落ちているのかもしれません。
理由がわからず落ちてしまった場合も、CICで調べるといいでしょう。