2019年、2020年と少しずつ広まり、2021年以降は、一段と良く聞くようになった「サブスク」。
正式にはサブスクリプションと言い、直訳すると「一定期間ごとに一定の金額を支払うと提供される製品やサービス」とのことです。

サブスクとは定期購入なのか?

例えば、毎月野菜が届く定期購入をしているとします。
定期購入は、商品が届かないと大問題ですよね。

じゃあサブスクとは、一定期間ごとに「必ず」商品が届くサービスなのか、というと違います。
これまでサブスクという言葉は「定額制」のサービスに使われることが多かったんですね。

しかし、近年は定期購入もサブスクと呼ぶようになってきました。
サブスクという言葉が広い意味で使われすぎているのも、混乱を招いている原因の一つになっているかもしれません。

今のサブスクの全体の意味は、あくまで「一定期間ごとに定額の金額を支払うこと」となっているようです。

サービスや商品を利用しようとしまいと「毎月定額の料金を支払う:定額制」もサブスクですし、
サービスや商品が毎月決まった日に必ず届く「毎月定額の料金を支払う:定期購入」もサブスクです。

サブスクというワード自体が流行し、顧客の興味も引けるようになったことから、
「一定期間ごとに定額の金額を支払うこと」さえ満たしていれば、自分たちの商品やサービスもサブスク名乗ってもいいんじゃね?と、これからどんどん新規参入が増えてきそうですね^^;

サブスクと呼ばれるようになった理由?

しかし何故、今の時代はサブスクと言うようになったのか?
と感じたり、サブスクと定期購入って何か違う気がしませんか?
私が年を取ってきたせいかしら?^^;

さて、サブスクと定期購入が何か違う気がする、その理由についてです。

サブスクは、「元々あるサービスを定額制にした。」

定期購入は「新しく定額制を始めた。」

そんな気がしませんか?

もちろん、そういう違いはありません。
サブスクだって、新しく定額制を始めただけの場合もあるし、定期購入も元々あるサービスを定額制にしただけの場合もあります。
なんたって、同じ意味なんですから^^

これは単に今の人たちの考え方が変わってきたことも考えられます。

例えば、昔は新品と中古品って、明らかに値段が違ったんですね。
でも今は、差がない場合もあります。

例えば、服や時計などのサブスクって、昔はなかったんですよ。
(あ、私が知らなかっただけならごめんなさいね^^;)
だって、他の人が何人使ったかわからないのに、定額のお金を払って利用するって考えられませんでしたから。
でも、今の時代は、色んな洋服や時計や宝石などが定額で利用できるなんてお得!って考え方に変わってきたんですね。

服や時計だけじゃなく、家具や車だってサブスクで利用できる時代になりました。
車だって昔はマイカーが当たり前だったのに・・・。

でも、よーくよーく考えてみると、例えば昔はCDなどのレンタルサービスがありました。
1週間借りたら200円とかですね^^
CDケースにどれだけの人の手あか(失礼^^;)がついていようが、CDの音さえ綺麗なら気にせず沢山の人が利用していましたよね。
今はレンタルビデオ屋がほとんどなくなってしまいましたが・・・。

車だって、よーく考えてみると、昔から他の人が利用した中古車やレンタカーだってあったし、タクシーなんて当然ですが自分の前に別の人が座っていたわけですしね。

まとめると、昔は逆に固定概念が強く、一部のサブスクがなかっただけ、とも考えられます。

服や車などに関しては、
① 新品。
② 中古。
③ レンタル(ウエディングドレスや着物や中古車など)
しかなかったのが、

④ サブスク。
が増えたんですね^^

さて続いては、なぜ「定額制」「定期購入」から「サブスク」と言うようになったのか?
① サブスクというとカッコイイ。
② 定額制・定期購入というとあらかさますぎる。
(お金を使うことが前面に出すぎていて、そのサービスを利用するのに躊躇する、ハードルが上がってしまう)などの理由があるかもしれません。)
③ みんながサブスクと言っているのに定額制や定期購入と言っていると、時代についていけていないのか、もしくは古いサービスかつバージョンアップされていない印象を受ける。

以下の理由から、「サブスク」と言うようになったと考えられます。

しかし、古くからの顧客が多いサービスの場合、逆に定額制や定期購入からサブスクと言い換えると、「あれ?サービス内容変わるの?」といった誤解などを招く可能性もあり、現在も定額制か定期購入と言っているサービスもあると考えられます^^

年会費がかかるクレジットカードはサブスクなのか?

実は、これはサブスクとは呼ばれていないようです。
2020年11月にセゾンが日本初のサブスク型クレジットカードを発表しました。
こちらは<月額制>となっています。
なぜ、月額制クレカがサブスクで、年額制クレカはサブスクと呼ばないのでしょうか?

実は、サブスクの特徴として「気軽に始められて、いつでも簡単に解約できる」というのが挙げられています。

※Amazonプライムのように、月額制と年額制が選べるサブスクもあります。

サブスクの特徴:いつでも解約できる

定期購入だと3回縛りとかがありますが、サブスクには基本的に縛りがありません。
今後色んな事業が参入してきた時に、ちゃっかり縛りを付けるサービスや企業が出てくるかもしれませんが^^;
いつでも解約できないなんて、サブスクじゃなーい!って覚えておきましょう^^

さて、これによって基本的に年額制はあまりサブスクと呼ばれていないようです。
いつでも解約できても、結局年額分の支払いしなきゃいけないのか・・・ってなると「いつでも気軽に始められる」というサブスクの特徴に当てはまりにくいのかもしれませんね。

レンタルとサブスクって、どう違う?

レンタルは「借りること」です。借りている間だけ利用料が発生します。
サブスクは「一定期間ごとに一定の金額を支払うと提供される製品やサービス」です。

例えば、「家具のレンタル」と「家具のレンタルができるサブスク」があるとします。
家具のレンタルは、家具をレンタルできます。家具をレンタルしている間だけ料金が発生します。
家具のレンタルができるサブスクというのは、家具をレンタルできます。家具をレンタルしていなくても解約するまで料金が発生します。

しかし、冒頭でも書きましたように、最近はサブスクという言葉が幅広く使われているようになったため、境界線が曖昧になっていることがありますね。

ポイントサイトにサブスクはある?

あります!
ただ、「サブスク」カテゴリーがあるポイントサイトは、私が知る限り確認できていません。
まぁサブスクって、多ジャンルですしね。
他の定期購入や、定額制と同じように、サービスを利用する時にサブスクと表示されることが多いと思います。

ポイントタウン、ハピタス、ポイントインカムなどで、「サブスク」のキーワードで検索すると出てくる広告は増えてきていますね^^

ただし、他の定期購入などのように、サブスクと書かれていても、解約の条件が3回以上の購入など縛りがある場合もあるかもしれませんので気を付けましょう。
色んなサービスが、サブスクと名乗るようになってきましたからね。